2015年05月19日

航空機元年

航空機元年に思う
今年は、三菱とホンダが新しい航空機を世に送り出す年になっています。非常に楽しみなのであります。そもそも、航空機はわが日本の特技の一つでした。私もゼロ戦のエンジンの製作を担当していた工場に就職できた喜びを心のどこかに抱いていました。また転勤先の千葉県の工場の通路が終戦当時の航空母艦の滑走路にみたてて活用していたとお聞きした時には、何か身体の中に稲妻が走る気持ちがありました。確かに工場は小高い丘の上の居あったので、短い通路を飛び立ってすぐに断崖絶壁で平野になっている姿は格好の航空母艦の擬似滑走路になっていました。航空機は多くの産業の集大成であります。
その航空機産業をご案内のように米国の戦後の政策により根底からつぶされましたが、わが日本には脈々と、この技術は受け継がれてきたのであります。私が入社した時、コンプレッサーの各部品の検査方法は、まさにゼロ戦のエンジンの測定技術のまま実行されていましたし、各所にその残像が存在していました。
そのような中で三菱とホンダが世界の航空機産業に打って出てくれる事についてうれしく思います。
三菱は現在、型式検査の受検に苦慮しているみたいですが、がんばってほしいですね。私も電気製品の型式検査は何度も受検いたしました。電気製品と航空機では比べる事がナンセンスとは思いますが、日本の国土交通省と連絡を密にして、一日も早く世に出して欲しいものです。またホンダの飛行機のようにエンジンが主翼の上に設置されている構造は、今までの航空機の歴史にはない初めての構造ですので、注目されています。これまた世界の空に一日も早いデビューを待っているものであります。
高いエンジン加工技術、高度な空力気流分析、軽くて丈夫な機体材料、高度な制御技術、世界最高水準のジャイロ技術など、他国には真似の出来ない各種の基本技術が日本にはありますので、大変楽しみであります。


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Posted by TAC at 14:56│Comments(0)社会事故・事件
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